看板について 

昔はトタン板にペンキで文字を書くというのが主流でした。 でも、文字を書くには長年の修行と訓練が必要です。 それでも、その職人によって文字の上手な職人と下手な職人がでてきます。
それは文字のセンスが問われる時代でした。


現代はコンピュータによるカッティング文字が主流になりました。 それでも、看板に合う文字は少ないですし、高価なフォントが必要です。 レイアウトのよって看板の出来上がりがぜんぜん違います。


昔のトタン板は現在でも使われる場合もありますが、多くはアルミ複合板(アルポリ)です。 これは、プラスチックの中に薄いアルミ板を挟んで強度を増したものです。 看板には合います。。強くて、割れない。。でも曲がります。


トタン板は薄いので裏打ちが必要でした。木枠を組んで中にその上にトタンを釘で打つわけです。 もちろん大きなものは鉄のアングルを組んでビス止めするわけです。
普通は3尺-6尺(1800mm-900mm)たたみ1枚の大きさ。にも裏打ちが必要なわけです。
もう少し小さいもの450mm-450mmくらいでしたらアルミ複合板の場合は裏打ちはいりません 。 でもトタンはペラペラなので裏打ちが必要です。


駐車場のフェンス等450-450mm看板を針金でつける。 これが一番料金もかからないし、安くしあがります。
大きなものになってくると裏うちしないと横から見た場合は波打っています。 だから裏に木枠や鉄のアングルが必要なのです。

又、トタン板やアルミ複合板も角が鋭角になっているので子供さんや大人でもケガをすることも考えられます。(取り付け部が目線のもの)
角を少し削ってケガをしないようにしなければなりません

 


壁への取り付け

お店や住宅でも壁に取り付ける場合は、壁に穴をあけなければなりません。 穴をあけたところから雨水が入らないようにコーキングをします。 普通は1800mm-900mmのものでも直接ビス止めするのではなく、木枠やアングルで組んで その表部分に看板を貼り付けます。。


木枠にはペンキを塗って耐水に強くしますがそれでも何年もたつと腐食してきます。 鉄のアングルはそれにくらべると長年持ちます。


表に付ける看板は風雨にさらされますし、太陽にも当たって日焼け状態になりますので、色もあせてきます。 西日の良く当たる位置に取り付けていて5年~7年くらいでしょうか? 場所によって違うのです。。


表通りに面して誇りの舞う道路。。それに雨もかかるし風も吹くといったところは痛みが早いです。 すこしでも屋根のある下ですと、看板の状態がぜんぜん違います


■ お店の営業時間。。
日中はいいのですが、暗くなっても営業するお店は、明かりをつけなければなりません。
看板に照明をあてるわけです。大きさにもよりますが電気工事も必要です。

夜のなっても営業しているお店は、中に蛍光灯の入っている看板がいいでしょう。 もちろん電気工事は必要なのですが。。タイマーを取り付けたり。スイッチを取り付けたり。 暗くなれば自動点灯、明るくなれば自動消灯のタイマーもあります。

■ 壁にベタっと付ける場合や。。壁から突き出して(突き出し看板)歩行者から見えやすくする場合。 その他、建物と離れた位置に鉄柱のポールを立ててつけるばあいもあります


又、看板部分に写真等をいれる方法があります。
文字だけの場合のほうが読みやすくてインパクトがあるのですが、イメージやセンスを大事にしたい
そんなお店にはインクジェット出力の写真と文字をいれたほうがいい場合もあります。
美容院やエステサロンの場合です。


切り文字というものもあります。
カルプ文字とも言います。お店の店名等を一文字ずつ切り取って3cmとか5cmとの厚みをつける訳です。 表面は色をつけることができます。立体的になって店名等が強調されます。
文字をステンレスの箱状に作って、壁から少し浮かす。これも影が入っていい感じになります 文字を何点かで壁からねじを出してきて止めます。 これは取り付けが難しいのです。。
■ 高所の場合。。
看板もいつか腐食するものです。。腐っていきます。。
高所(ビルの8階等)に何か目立つ看板を付けたい。。
ステンレスの腐らない材料でビルの内側から大きなボルトを出してきて止めます。。
材料費や設置にも費用がかかります。 こういうときはペンキ描きがいいかもしれません 大きな工場の倉庫等にはこれが合います。痛んできても色がはげて来るだけだからです。

 


シャッター書き

シャッターに文字を書く。。シャッターはお店が閉まっているときにでも玄関です。 これは宣伝効果はあるんです。 店名・営業時間・電話番号やイラストも入れてイメージアップをしましょう
 

ガラスに文字を貼る。

透明なガラスの上に直接文字を貼ります。
これは安く上がる方法です。すりガラスでもつるつるした部分に張ります。
透明なガラスにシートを貼ってスリガラスのような状態にして目隠しもできます。
あまり中を見せたくない。。でも少し足元や天井部分を見せたい等のお店に最適です。
店内もあまり暗くなりません。